皆さんこんにちは。
暦も7月となり、今年度も第2四半期となりました。
日本列島は梅雨真っ只中と言いたいところですが、先月末の6月27日には、早くも九州、四国、近畿地方において梅雨明けとなりました。東海地方においても、このところ急激に気温が上昇し、真夏のような暑い晴天が続いており、もう「梅雨明け」と言ってもいいような印象を受けています。
今年の梅雨入り後は、管内の山間部で大雨となった日が一度ありましたが、幸いにもその日以外は大きな被害を伴うような豪雨が発生することもなく現在に至っています。
まだまだ油断はできませんが、風水害による土砂崩れや河川の氾濫などの災害から地域の皆さまの生活を守るべく、安全・安心の確保に向けて、道路や河川等の防災対策に引き続き取り組んでいます。
特に昨年度は、ニュースでも大きく報道されましたが、国道150号の焼津市石脇下・八楠地区において、台風10号に伴う豪雨により大規模な道路冠水が発生し、幹線道路である国道150号が延べ25時間にわたり全面通行止めとなる事態となり、交通混乱や通行車両の水没被害を引き起こすなど、社会的にも大きな影響を及ぼしてしまいました。
このため、県(島田土木事務所)では今年5月27日に「国道150号冠水対策調整会議」を立ち上げ、冠水被害の未然防止と適切な冠水対応に向けて、焼津市や静岡市、県警などの関係機関とともに緊密な連携体制づくりと対応策の実施に取り組んでいます。
具体的には、道路冠水発生時における関係機関の役割や行動等を定めた「冠水対応マニュアル」を作成するとともに、冠水頻発箇所における道路の冠水状況を感知するセンサーの設置や、監視カメラによるリアルタイムでの映像発信などを進めていくこととしています。
(ライブカメラ映像はこちらからご覧いただけます。)
・八楠交差点 https://www.youtube.com/live/esDegAZ6trM
・石脇下交差点 https://www.youtube.com/live/AGwSKRuEo28
・梅田川 https://www.youtube.com/live/njdllYOcVgE?si=b1nRCV2quuadS-Tm
一方で、梅雨時にもかかわらず気温が急激に上昇し、連日30度近い夏日が続いており、熱中症による健康被害が懸念されています。6月1日には、労働安全衛生規則の改訂により、熱中症対策が強化され、現場作業における熱中症対策が義務化されることとなりました。
職員もさることながら、現場作業に従事されている業者の皆さんにも、熱中症には十分注意し、健康管理や適切な熱中症対策に取り組んでいただきたいと思います。
いずれにせよ、地域の皆様の声をしっかり聴きながら(耳を傾け)、生活の利便性向上や災害に強い地域づくりに向けて、引き続き職員一丸となって取り組んでまいります。
なお、当事務所での事業や取組については、様々な機会を捉えて積極的に情報発信しています。 中でもSNSによる情報発信では、所内で若手職員を中心に公報チームを結成し、インスタグラムを積極的に活用した新鮮な情報をスピーディに皆さまに伝えていきたいと思いますので、是非一度ご覧ください。
令和7年7月 島田土木事務所長 沼野克史