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ホーム > 組織別情報 > 交通基盤部 > 島田土木事務所 > 入札・手続関係 > 総合評価方式の技術提案について

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更新日:平成30年7月13日

総合評価方式の技術提案について

総合評価方式の技術提案について(参考)

総合評価方式は、公共工事の品質を高めることを目的として、価格と価格以外の技術的な要素を総合的に評価し落札者を決定する入札方式です。

同方式における技術提案は、当該工事の施工における技術的な要素(技術力等)を評価するものであり、提案にあたっては、現場条件等を踏まえ適切かつ確実な施工ができることが具体的に記載されている必要があります。

しかしながら、提出される技術提案の中には、すばらしい発想であるにもかかわらず、説明不足等により申請者の真の技術力を的確に評価できない事例も見受けられます。

発注者と受注者が力を合わせて良質な社会資本を提供するためには、受注者の真の技術力を的確に評価することが必要であることから、受注者の技術力の更なる向上に向けて、技術提案(簡易型Ⅰの「簡易な施工計画」)の中から、多くの場合評価できないと判断される事例を紹介しますので参考としてください。

 

なお、事例は以下の4ケースに分類しています。

 

  1. 説明が不十分な提案
  2. 仕様等の変更を伴う提案
  3. 受注者のみでは実現できない提案
  4. 共通仕様書記載の範囲内など通常実施される提案

 

1.説明が不十分な提案の事例

現場状況などの背景や、提案された方策の目的、具体的な手段、実施の時期、方策による効果等が記載されていない提案は評価されないことがあります。

項目 提案内容
安全管理 資機材は朝夕のラッシュ時を避けて搬入する。
安全管理 「工事のお知らせ」「工事の進み具合」の回覧板を作成し、周辺住民に配布して注意を促す。
品質管理  杭の上部と下部をそれぞれ計測することで杭の傾きを確認することもできます。
環境対策 掘削土砂が現場外に流出しないよう、大型土のうにより土留めを実施し、必要に応じて設計数値以上の高さ・幅となるよう施工するとともに、ブルーシート・吸出し防止材等の検討を行う。
環境対策 工事車両の工事現場内の制限速度を30㎞以下とする。
工程管理 工程が遅れた場合、早出・残業で対応する。

 

2. 仕様等の変更を伴う提案の事例

設計図書の仕様を変更する提案は評価の対象になりません。

項目 提案内容
品質管理
 セメント材料を普通セメントから早強セメントに変更する。
品質管理  工事用道路を舗装する。

 

3.受注者のみでは実現できない提案の事例

共通仕様書等の範囲内で通常実施される内容と考えられる場合は、多くの場合評価できません。

項目 提案内容
工程管理

橋梁上部工架設工事において、別途発注の下部工工事や桁製作工事に前倒しで工事を進めてもらうよう調整し、架設する。

 

4. 共通仕様書記載の範囲内など通常実施される提案の事例

共通仕様書等の範囲内で通常実施される内容と考えられる場合は、多くの場合評価できません。

項 目 提 案 の 内 容
安全管理  大雨が予想される場合には、切土面の侵食崩壊対策として、事前に養生シートを張り保護する。
安全管理  切土のり面は、時間の経過とともに風化、浸食、浸透水の影響により不安定となるため、迅速かつ確実に作業を行う。
安全管理  出水時における安全対策として、

  • 避難場所を決め、避難訓練を実施する。
  • インターネットで情報を取る。
  • 新規入場者に避難場所、経路等を教育する。
  • 資材は高い場所に保管する。
  • 判断基準を作成し周知徹底させる。
安全管理  桁搬入時は、現場入口に交通誘導員を配置し、一般車両及び歩道を通行する自転車や歩行者の安全を確保する。
安全管理  工事用進入路について、大型車両の通行や降雨の影響による不等沈下がないかを毎作業日の作業開始前に点検する。
安全管理  工事現場の周囲にネットフェンスを設置するとともに、赤色点滅等を設置し、第三者の現場内立ち入りを防止する。
安全管理  切土掘削時は天気予報をチェックし、予想される天候や降雨量等を確認し掘削する。
安全管理  橋台工の施工にあたり、作業員及び第3者の転落防止のため、掘削箇所の周囲を高さ1.5~1.8m程の手すりを設ける。また、隙間からの侵入を防ぐため、転落防止ネットの設置を行う。夜間は、仮設の電灯等により危険箇所を照らす。
安全管理  洪水警報が発令され出水が予想される場合は、通常作業は中止し避難体制に入り、現場代理人は現場事務所に待機し、搬出作業員は自宅で待機する。
安全管理  工事従事者は、原則として反射式チョッキを着用し、運転手が認識できるようにする。
工程管理  他工事と作業が輻輳する工事において、他工事関係者と工程情報等を共有するため、主要作業の予定を明示した看板を設置する。
品質管理  コンクリートの品質確保に関して、

  • 高周波バイブと外振バイブで…
  • コンクリート供試体に打設日の日時を記入したシールを貼る
  • 養生期間は、気温15度以上は7日間…
品質管理  無収縮モルタルの品質確保に関して、

  • 打設日ごとに試験体を採取し、1週、4週の圧縮強度確認を行う。
  • 練り混ぜ水は、水道水又は清水を使用する。
  • 厳冬期のため、練り水温度を10℃程度に保ち、練り混ぜ後の温度が10℃~35℃になるよう温度促進対策を行う。
品質管理  グラウトシースの連結部にスポンジテープを設置して液漏れを防止する。
環境対策  工事車両の待機時はエンジンをストップする。

重機の空ふかしを行わない。
環境対策  低騒音掘削機を使用する。