1 経緯
- 平成11年度より文部省・建設省・環境省の3省が連携する「『子どもの水辺』再発見プロジェクト」が進められています。
- 「子どもの水辺」は市民団体、行政、教育委員会、学校等が連携して、子ども達の遊び、学び、体験活動の拠点として整備していく水辺のことです。
- 利用者の多い寺島河川敷公園周辺では、園児(2007年)や小学生(2016年)が溺死する痛ましい水難事故が発生したことから、子ども達が四季を通じて安全に遊べる河川体験の拠点化を要望する声が高まりました。
- これを受け平成30年6月15日に「瀬戸川子どもの水辺協議会」を立ち上げ、同年7月に「瀬戸川子どもの水辺」が登録されました。
2 瀬戸川子どもの水辺協議会について
目的
瀬戸川流域の子どもの川遊びや広い河原を舞台とする「とうろん」などの伝統行事を次世代に伝えるため、河川愛護や防災意識の普及・啓発活動を行い、瀬戸川の寺島河川敷公園周辺を、四季を通じて安全に遊び、学ぶことができる河川体験の拠点として整備・運用することを目的とします。
令和元年度構成団体
構成団体については下図のとおりです。
活動内容
活動内容については下表のとおりです。
3 令和元年度の主な活動について
河川パトロールの実施(島田土木)
川遊びシーズン前の7月18日に協議会会員で河川パトロールを行い、子どもたちが安全に遊べるよう河川環境を点検しました。
参加者からは「子どもたちを安全に遊ばせることのできる場所が確認できた。」などの意見を頂きました。
パトロールの様子
瀬戸川子どもの水辺フェスティバル(島田土木、NPO法人里の楽校)
【実 施 日】令和元年10月19日(土)
【実施内容】川遊び大集合、瀬戸川の自然と文化シンポジウム、瀬戸川子どもの水辺PRパネルの展示
〇川遊び体験
よもぎ石磨き、水の特性を使った遊び、ネイチャークラフト、葉っぱ遊び、うぐいす笛・水笛づくりを実施しました。
〇シンポジウム
瀬戸川の豊かな自然と文化の魅力と瀬戸川で継続してきた河川教育を劇や歌を交えて楽しく紹介しました。
〇PRパネル展示
平成30年7月に発足した「瀬戸川子どもの水辺」の発足経緯や「瀬戸川子どもの水辺協議会」の活動内容についてパネル展示しました。
ネイチャークラフト体験 葉っぱ遊びをする子どもたち 演劇の様子
令和元年度瀬戸川講座「瀬戸川の生き物と伝説」(稲葉地区交流センター)
○第1回アカザと伝説たきさあばんばあ(令和元年5月11日)
瀬戸川に関する事前講義の後に、寺島河川敷公園横の瀬戸川で水生生物の観察や捕獲体験を行いました。
第2回ゲンジホタル観察会(令和元年6月1日)
小田野沢ビオトープに集合し、一般の鑑賞客とともにビオトープに生息するゲンジボタル、ヘイケボタルを観察しました。
第3回ウサギと伝説弘法淵・口紅ウサギ(令和元年7月20日)
弘法淵という大きな淵で、川に入ってウナギの隠れ場所を探し、ウナギの捕獲体験を行いました。
第5・6回モクズガニとさるかに、ホトケドジョウ(令和元年11月16日)
モクズガニの捕獲体験を行いました。
その他の活動について
下記のボタンからご覧ください。
稲葉のとうろん(稲葉とうろん保存会)、ふるさと瀬戸川学習(稲葉小学校)、NPO法人里の楽校の活動報告(PDF)
かわを楽しんでいただくために「川の利用の心得」(静岡県河川砂防局)(外部サイトへリンク)
問い合わせ先
島田土木事務所 企画検査課(0547-37-5272)