昨年4月に当事務所に着任して早1年が経過しました。この1年間、地域住民の皆様や建設業者など多くの方々に御協力をいただき職務を遂行することが出来ました。改めて厚く御礼申し上げます。
当事務所では、富国有徳の美しい“ふじのくに”を実現するため、県が策定した「美しいふじのくにインフラビジョン」に基づき、『安全・安心』、『活力・交流』、『環境・景観』の3つの柱を軸として、安全・安心で魅力ある地域づくりを「チーム島田土木」で進めてきました。
主な内容として、『安全・安心』の分野では、相良須々木海岸の防潮堤や坂口谷川の水門整備による津波対策、管内河川の浚渫や護岸整備による水害対策を進めてきました。
坂口谷川の水門整備は、令和2年度までに右岸側の水門本体工事が完了し、現在、左岸側の水門本体工事を進めています。令和3年度末時点の進捗状況約72%となっています。
令和5年度の完成に向け、今後も計画的に工事を進めていきます。
右岸側 水門本体工事の完成状況(R3.4) 左岸側 水門本体工事の状況(R4.3)
また、『活力・交流』の分野では、「陸・海・空のネットワーク」となる国道473号バイパス(金谷相良道路)や、活力あるまちづくりを推進する都市計画道路焼津広幡線等の整備を進めてきました。
国道473号バイパス(金谷相良道路)は、現在、本線道路工や橋梁工の工事を進めており、令和3年度末時点の進捗状況は約89%となっています。令和6年度の完成に向け、今後も計画的に工事を進めていきます。
国道473号バイパス 国道1号菊川IC方面を望む
私はこの3月末をもって定年退職となりますが、4月からの新しい所長に“地域の発展と安全・安心の暮らしのため”「チーム島田土木」で尽力していただくよう、引継ぎをしましたので、引き続き、御支援、御協力をお願いします。
令和4年3月30日
島田土木事務所長 大滝 和広